昨日 同業者の飲み会がありまして 興味深い話を致しました。
日本発 世界で通用するブランドの必要条件としては 精度の高い縫製と言う要件が以前より有ったのですが 少しずつ変わってきていると言う事です。
ある老舗の縫製工場は 腕の良さでは業界で一目置かれておりまして当然日本のトップブランドとの付き合いも長くそれがこの工場の自慢でした。そこへ10年前設立 現在では海外でも数店舗展開するメーカーが仕事を依頼に来ました。このメーカーはアメリカの某生地メーカーで仕入れた生地を持ち込み早速縫製の指示をしたのですが 工場は頑として動きません。理由はというと どうも生地が気に入らず 細かい精度が出ないことが不満のようです。しかしながら メーカーとしてはそこまでの精度は期待しておらずこの商品の場合は生地の特徴を生かしたい為の選択でしたので 何とか仕事をしてもらいたかったそうです。最終的には別の工場へ移し無事製品は出来上がりました。
当社でも 何社か日本のトップグレードの工場とお付き合いが有りますが 今後は価格の面の問題も有りまして 日本の工場はオプション扱いになりつつ有ります。
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